・ノンクラスプデンチャー(ノンクラスプ義歯)

通常、部分入れ歯には、金属で作られた針金状のアームが歯の表面に巻き付いて{クラスプ}見えてしまうことがあります。特に、前歯部では審美的な問題を引き起こす事になります。そこで、このクラスプを無くす方法としてノンクラスプ・デンチャーがあります。

ノンクラスプ・デンチャーは、軟性樹脂のアームを歯の表面の一部と歯ぐきを一緒に包み込むことによって、従来のクラスプ入れ歯と同等の維持力を得ています。

金属製のクラスプが無くなり、外見から部分入れ歯だとはわかりません。入れ歯であることを気にして、ついつい、手で口元を隠してはいませんか?ノンクラスプ・デンチャーなら、安心して笑顔になれます。

国内に流通しているノンクラスプ・デンチャーの種類には、ナイロンポリアミド系のノンクラスプ・デンチャーと樹脂系のノンクラスプ・デンチャーがあります。

【特徴】

  • 金属のアームが無いため、見た目にきれいで、部分入れ歯を入れていることが、周りの人に気ずかれることはありません。
  • 金属のアームによる金属アレルギーのある患者さん有用です。
  • 歯根が露出していたり、変色していたり、歯が長く、見える患者さんにはポリエステル樹脂のアームがその部分を包み隠してくれます。
  • クラスプ・デンチャーのようなアームが無くなり、弾力のある素材で歯の周りをピッタリとカバーするので、入れ歯と歯の間に食べかす入り込むことが少なく粘膜によくフィットします。
  • 歯ぐきの色に透明感があり、自分の歯ぐきとの見分けがつきにくく、入れ歯が口の中で同化します。
  • 入れ歯の床を1.2〰1.5の薄さにできます。
  • 構造がシンプルで使いやすく、軽くて、丈夫で破折しにくい、入れ歯の清掃時の誤っての落下による破折の心配がありません。
  • 耐摩耗性が高く入れ歯の表面に傷がつきにくく、ステインや歯石の沈着が比較的に少ないです。
  • 適度な硬さと弾力があり、樹脂の厚みを調整することで、弾性力をコントロールできます。
  • 熱変形温度が350度と高いため入れ歯を磨いたり削ったりした時の熱に強く耐衝撃性にも優れています。
  • 無味・無臭です。
  • 水分吸水性がほとんどなく汚れや臭いが付きにくく衛生的です。
  • 耐光性に優れており、長期間使用しても色の退色や変色が少ない。

その他にポリアミド樹脂のノンクラスプ・デンチャーがあります。ポリエステル樹脂に比べて高い柔軟性があり 破折率0.1%という高い臨床実績をもちます。

【今までの大きな欠点】

  • 基本的には、ノンクラスプ・デンチャーは残った歯と歯の中間の入れ歯になります。
  • 入れ歯のたわみや変形には問題があり、部分的な入れ歯の沈下などにより粘膜の疼痛が発生することもあります。
  • 審美性を目的とした入れ歯のため噛み合わせを重視する方には、不向きです。
  • 残っている歯が少ない場合は製作できないケースもあります。
  • ノンクラスプ・デンチャーは他の保険適用外の部分入れ歯とくらべると安価ですが、定期的に作り直す必要がありました。

【改良点】

  • 入れ歯のゆるみを調整することや痩せて変換する粘膜に対しての調整、修理が出来なかったからです。しかし、専用のプライマーの改良により、簡単な調整は診療室で、即時重合レジンを使うことができ、複雑な内面調整や修理は、入れ歯を預かり技工室で、再射出形成によるアームの修理や入れ歯を大きくすることも可能にしました。
  • 金属床によるサポート、ブレーシングの補強を併用することで、しっかりした噛み合わせを得ることができるようになりました。

ノンクラスプ・デンチャーはすでに日本全国で⒑万人以上の方が利用しています。
薬事承認FDA{米国食品医薬品局)承認の材料であり、ISO10993{医療機器の生物学的評価に関する国際規格}に適合しており世界30か国で利用される安心安全な素材です。

【ノンクラスプ・デンチャーの洗浄方法】
強アルカリ系、強塩素系がはいっている洗浄剤は使用できません。
漂白剤が入っていない 金属床入れ歯にも使用できる洗浄剤をお使いください。

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